本日きのわオンラインショップにご来店いただいた皆様、ありがとうございました。
このところハイペースで浮世絵シリーズの新製品をリリースしていますが、なんと!今日は2作同時の発売です!

それでは一つ目、いってみましょう。
「下野黒髪山きりふりの滝」
どうも浮世絵はタイトルが難しいですね。
「しもつけくろかみやまきりふるのたき」と読みます。
北斎が全国の有名な滝を描いた「諸国滝廻り」全8図の中の一つで、本作は日光の霧降の滝を描いたものです。

岩にぶつかりながら流れ落ちるダイナミックな滝を突板で表現すると、
下野黒髪山きりふりの滝

いかがですか?
これも、木を流れる水に見立てるための、着色や層の重ね方を試行錯誤しました。
あるときなど、色が濃すぎて「チョコレートファウンテン」のようになったことも…
そのうち、試作品の変遷などをお見せする機会があるかもしれませんので、お楽しみに。

さて、この作品がつくられた江戸時代、霧降の滝には東照宮に参詣する人々が立ち寄ったようです。
絵の中にも、滝に見入りながら休息をとっているらしい旅人たちがいます。

下野黒髪山きりふりの滝

これは、ちょっと高いところから滝を眺めている人ですが、下から見上げている人もいますよ。
後ろ姿の人々ですが、口をぽっかりと開けて滝を見上げているんだろうなと、ちょっと微笑ましい想像をしてしまいます。

ほかにも素敵なデザインの木はり絵手作りキットをそろえております。
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製品紹介 その16 「下野黒髪山きりふりの滝」

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