11月7日(土)、森のしごと舎主催による伐倒見学会が福島県の三島町浅岐地区にて開催され、きのわからも参加してきました。

今回の伐倒は、ちょうど新月の時期にあたります。日本では、昔から「夜空に月のない時期に伐る木や竹は長持ちする」といわれており、新月伐採がいい木を採取するのによい方法とされてきました。

今回伐倒されたのは、樹齢100年を超えるとみられる大きな木です。
写真ではそんなに立派には見えませんが…

伐倒された栃の木

この木に、名人がロープだけを使ってするすると登っていきます。

木登り名人
実際はこんなに高くまで登っています。

木登り全景

いよいよ伐倒に入ります。

木を切る名人

木が倒される瞬間のメリメリという音、地面に落ちた時の振動をお伝えできないのが残念ですが、切り株はこんなに大きかったです。

やはり100年のことだけあります。

大きな切り株

そしてこの切り口は、しっとりとした手触りでした。新月以外の時期に伐倒した木は、切り口から水分がにじみ出てくるといいますから、やはり水分量が違うのがわかります。

今回は、1日かかって2本の木を伐倒しました。

間にお昼休憩や木登り体験等もはさみましたが、やはり100年という生命力を持った木を倒すのは大変な仕事です。

そして、木を使う仕事をしている私たちは、もっともっと木に感謝し、大事に使わせていただこうと感じた1日でした。

「栃の王国」伐倒見学会

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