週末と本日、きのわオンラインショップへご来店いただいた皆様、ありがとうございました。
木の話、今回は「スギ」をご紹介します。
紹介といっても、知らない人はいないといってもいいくらいの日本の代表的な樹種の一つです。
縄文時代から日本人の暮らしに多く使われており、建築材料を始め、下駄・船などの幅広い用途があります。
色の濃さはヒノキと同じくらいなのですが、ヒノキに比べると若干黒っぽいのと、はっきりした木目が特徴的です。
そのために、木はり絵では、見える部分にはあまり大きなパーツで使うことはありません。
上の方で建築材料として多用されると紹介しましたが、木はり絵でも、ベースに近い部分に使い、その上のパーツたちを支えています。
「縁の下の力持ち」ですね。
例外的に、背景としてスギを使っているのは、動物シリーズ「ファイブファニーバード」です。
写真では木目を縦に使っていますが、現在の仕様では横になっています。
トリたちは木の枝の上にいますので、横の木目の方が安心してとまっていられるようなんです。
スギは、戦後全国的な規模で造林されましたが、今では既にそれらが伐採時期を迎えています。
木を伐採することは、かわいそうとかもったいないというイメージを持たれることもありますが、実は、適切な時期に適切に伐採することこそが、木や環境のためになるそうです。
もっともっと日本の里山が元気になるように、きのわも国産材の魅力づくりに取り組んでいきたいと思います。
素敵なデザインの木はり絵手作りキットをそろえております。
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きのわの「木の話」 その5 スギ